本当はTwitterにツリーでぶら下げてもいいような話ですが、140字よりは長くなってしまうのと、検索に引っかかりたくなかったので、こちらに載せておこうと思います。
すぐ本題に入ります。
ディズニー映画「ムーラン」(1998)に出てくる、ムーランの相手役であり、彼女が男装して紛れ込むごろつき部隊の若隊長(そして作中で父の将軍が死んでしまうため、突然軍の代表みたいになってしまう経験の浅い若造)の吹替をしているのが園岡新太郎さんという方です。私はこのシャン隊長がとっても好きで、だから映画も好き、と言ってしまっても過言ではないくらいなのですが、まあそのことは割愛します(詳しいことはこちらのバカ長い記事に書いてあります→https://momocream335.stars.ne.jp/disney/20250410kazeyo/)。私はよく存じ上げないのですが、調べていたら元四季団員の方だということがわかりました。元四季って本当にどこにでも生きている。すごすぎ。
元四季だとわかると、四季ファンとしてはその次に必ず、在団中は何の役をやっていたんだろう。と思うわけです。大和田伸也さんとか市村正親さんとかもそうですけど、皆さんももちろん思いますよね? あれっあんまり思いませんか…。失礼しました。まあともかく私はそう思うわけでして、ネットで検索をかけてみたところ、Wikipediaに大体まとめてありました。見つけた中で一番言いたいのはこれです。
キャッツのマンカストラップ。
映画の吹き替えのシャン隊長の芝居をご存知の方はお分かりでしょうが解釈ド一致でたまげました。部屋中をぐるぐる回って「うわー、マンカスか、そうかー……」と100かいつぶやきながら頭を掻きむしっても全く衝撃が収まらずにとりあえず椅子に座り、座った瞬間に立ち上がったりしました。今も衝撃で一部変換に失敗しています。
シャン隊長をやる人がキャッツ経験者だと考えて、じゃあ誰をやっていたら一番しっくりくるか? と思ったら、演者さんご本人のことを全く知らずとも一も二もなくマンカストラップになると思いませんか? スキンブルやタガーよりまずマンカスでしょう! と思って、あまりの解釈一致度合いに本当にびっくりして学校の二階から飛び降りて一週間程腰を抜かした事がある(大嘘です)。
これ二階からネタわかってもらえなかったらバカ滑りするなあ。
話を戻します。なぜなら私の話はいついかなる時でも滑っているからです。
園岡さんはJCSの民衆もやっているらしくて、私が持っているレコード版(なぜそんなものを持ってるんでしょうか。レコードプレイヤー家にないのに)のJCSのアンサンブルのところにもお名前がありました。これも結構びっくりしました。隊長、5世紀の中国で大暴れする前は紀元前後のエルサレムにいらしたんですね。
あとは、これは退団後の話ですが、「仮名手本忠臣蔵」の塩冶判官もやっているらしい。これも解釈ド一致でぶったまげました。
塩冶判官は、皆さんご存知「忠臣蔵」の事の発端となった人です。高師直に侮辱されて彼を斬り付けたせいで切腹となり、その復讐のために四十七士が立ち上がる……という、とても重要な役どころ。忠臣蔵をバレエ化した「ザ・カブキ」という作品があって、私はこれをこの間見たばかりなのですが、これで見た大塚卓さんの塩冶判官のキレ具合、散り方が本当によくて、同時にシャン隊長もこうなりそうだな……って思ってたんですよ、ひそかに。そしたら園岡さんもやっていると聞いて、確かに。となってしまったのでした。
隊長、私の思う「国が他からの襲撃により滅んだら真っ先に敵陣に単騎突っ込んで百人くらいを相手にしてからド派手に自害して散りそうなディズニー男子ランキング堂々の第一位」なんですね。
なんのランキングやねん。
いやまじでなんのランキングですか? まあでも彼は政府の犬ですから……。いや本当に何の言い訳?「ノートルダムの鐘」のフィーバスなんかと立場はかなり近いと思いますが、フィーバスは全くそういうイメージないですよね。隊長はなんだろう、中国男児だからかなあ。中島敦の「弟子」の子路の最期(「君子は、冠を、正しゅうして、死ぬものだぞ!」)を彷彿とさせる感じもあるというか、場合によってはそういう死に方をしそうな感じがします。すごく嫌ですけど、私はそういう危うさと潔さとのある隊長がすごく好きで……。「ザ・カブキ」の塩冶判官の、出てきて、キレて、死ぬ、みたいなスピード感ともリンクしてしまって、バージョンは違えど同じ忠臣蔵の同じ役を園岡さんも演っている、というのに大納得してしまいました。いやー、何回読み直しても意味のわからない話だぜ。
しかしマンカス経験者をやったということは「ヤクザな奴」経験者ということでもありますよね!?!? どんな「ヤクザな奴」だったんだろうとか、その時のスキンブルは誰だったんだろうとか、気になることが本当にたくさんあります。そういうことが色々と気になってしまうくらい、私は園岡さん演じるシャン隊長がとっても好きなのでした。おわりです。

